そもそもカスタムバイクとはなんだ

そもそもカスタムバイクの定義というのはどのようなものだろうか。
主要パーツを取り替えていないとカスタムバイクと言えないのか?見た目が変わらなければガスのバイクと言えないのだろうか?そんな複雑なものではない。
カスタムバイクとは、ノーマルのバイクにオーナーやバイクショップが手を加えて性能をアップさせたり、自分好みのカラーに変えたりなど手を施した物を言う。
しかしこういった改造はなぜ行われるようになったのだろうか。

カスタムバイクの歴史

カスタムバイクとして挙げられる最も古いものは1920年代のロングビーチ・カットダウンと呼ばれるバイクが挙げられる。
自分の使用する用途に合わせてフェンダー部分をカットしたり、ガソリンタンクを小型でコンパクトなものに交換し軽量化したりなど、操作性の向上を上げるためのカスタムだ。
そこまで複雑なものではなく純粋に自分の走りを向上させるための手の加え方だったということが見てわかる。

その後、カスタムバイクは自分好みの車体に変え、世界に一台の自分だけのバイクにする行為へと変わっていった。
しかし元を正せば自分の走りに合わせて機能を向上させているため、現代の自分だけの唯一無二のバイクを作るという行為とさほど変わらないと言えるだろう。
ライダー一人ひとりの走りに合わせた改造を施すことがカスタムの始まりなのだ。

自分に合わせてバイクをカスタムする

カスタムバイクの基本はやはり何と言っても自分が乗りやすいかどうかだ。
カスタムバイクと聞くと、大幅に改造しスタイルまで大きく変わったバイクを連想する人もいるがあくまでもカスタムバイクというのは乗りやすくするためのものだ。
シートの交換だって、ハンドルの交換一つだってカスタムである。
しかしスタイルを変えていくことだって決して悪いことではなのだ。
バイクは乗りたい気持ちにならなければ乗れないのだから、自分がこのスタイルで走りたいと思えるものにチェンジさせるのは何ら悪いことではない。
自分ひとりのために性能を向上させ自分が好きなデザインに変化させるそれこそがカスタムをする魅力といえるだろう。

自分だけのバイクに成長する喜び

カスタムバイクの魅力はメーカーが出したノーマルのバイクを自分だけのものにしていくという楽しみ方だ。
性能が上がって走りが良くなる、理想的な走行が実現される、こうした結果というのは自分だけのバイクにして言ったからこそ生まれたものだ。
ライダー一人ひとりの身長や体重だってまったく違うのだから自分の体形に合わせるところからスタートしたっていいだろう。
こうして少しずつ手を加えたバイクというのは完全に自分にフィットするバイクなのだ。
カスタムバイクの魅力は少しずつ自分と一体化するところにもあるといえるのではないだろうか。