30年以上経っても人気のある金田のバイク

バイク好きの中には漫画やアニメの中に登場するバイクに惚れ込んで好きになったという人も居るのではないだろうか。
そうしたユーザーを多く作り上げたのがAKIRAに登場する金田のバイクだ。
別段サーキットものの映画じゃない、どちらかといえばSFの色が強い作品である。
じゃあどうしてバイクが人気なのだろうか?それは作者のバイクにかける強い思い入れと作中で主人公金田を引き立たせ、より格好良く魅せるアイテムだからなのかも知れない。
同モデルの乗車できるバイクは販売されていないにも関わらず、映画の公開から30年以上も経過しているのに絶大な人気を誇る。

AKIRAとは?

金田のバイクが登場するAKIRAという作品は、大友克洋氏により1982年12月にヤングマガジンで原作コミックの連載を開始し、制作期間3年で同作のアニメ映画が作成された。
AKIRAの舞台は今となっては過ぎてしまった近未来の2019年、ネオ東京、そこで健康有料不良少年である金田が操るのが赤い色が印象的なバイクだ。
アニメーション自体も非常にこまやかで機械好きにもたまらない演出となっているので、その映像美を見るためにも、見たことが無い人はぜひ見て欲しい。
メカやバイクを愛してやまない大友克洋氏が原作、脚本、監督を手掛けており、30年以上経過した今でも色あせない魅力がある。
もちろん漫画も魅力的なので、映画をチェックしたらぜひこちらも手にとってみて欲しい。

デフォルメフィギュアも人気

1分の1スケールのバイクは販売されていないものの、デフォルメフィギュアも人気を集めている。
精密に再現してくれる海洋堂が手掛けるAKIRAのフィギュアは、世界観を壊さず、現実世界に上手くマッチするのが驚きだ。
PROJECTBM!ポピニカ魂からは過去に6分の1スケールのバイクが制作されており、これも注目を集めた。

アニメーション、漫画、デフォルメフィギュアと形を変えても金田のバイクは魅力的でファンの心を掴むのだ。

ファンが自ら作成することも

金田のバイクは乗車できるものは販売されていない、しかし映画内で活躍したあのバイクにどうしても乗りたいというファンは数多い。
ファンによっては自らバイクをカスタムしたり、1からパーツを集めて作り上げたりとその熱量が伺える。
それほどファンをかき立てるものが金田のバイクには存在しているのだ。
そしてその人気は30年という月日が流れた今でも衰えることなく、さらなるファンを増やし続けている。
印象的な赤い近未来的なデザインは一度見ると確かに忘れられない。
バイクに興味が無い人がバイクを好きになる切っ掛けにもなるのだから、見たことが無いという人はぜひチェックしてみてほしい。